ジョジョ4部のノベライズ『The Book』を読み終わりました。
ちょうど仕事が忙しかったのもあって、2ヶ月くらいかかってしまいました。
漫画のノベライズは読んだことがありませんでしたが、
乙一さんは読んだことはないけど、名前はよく聞くし、
装丁が凝っていて綺麗だったし、
何より帯を見て仗助が心配になってしまったので、読んでみました。
私はおもしろく読めました。
随所にちりばめられたジョジョネタが楽しかったし、
ジョジョを全く読んでいない人でも、
スタンドさえ理解できればおもしろいんじゃないかと思います。
ジョジョは絵が苦手で読めない、という人もいるから、
そういう人はこれを読んだら抵抗感が減るかもしれません。
いろんな人の視点で書いてるのに、仗助視点だけはなかったので、
小説はジョジョの世界の別の物語で、主人公も別の人だと素直に思えました。
過去の話と現在の話が同時に進行していくんですが、
その因縁がまたジョジョっぽいと思いましたね。
小説でも由花子さんはこわかったし、トニオさんの料理はおいしそうでした。
以下、ちょっとだけネタバレしますが、
この本はスタンドと同じ形に作られてるんですよね。
そのこだわりが素敵です。
このスタンドの力で、何人も腕に傷をつけられる場面があるんですが、
私自身がそこを読む前日に腕に傷を作っていたので、
ちょっと杜王町の人になった気分でした。
最初は、登場人物の話し言葉の微妙な違いが気になったりしましたが、
読んでいくうちに、乙一さんがジョジョ大好きというのがわかって、
こんなにジョジョ好きな人が、話し方の特徴を知らないわけがないから、
きっと何か理由があって変えてるんだろう、と納得できました。
あとがきを読んだら、5年もかかって執筆したそうです。
帯には「ジョジョ20周年記念」と書いてるけど、
もしかして15周年に出す予定だったんでしょうか?
そこまで大事に書いた作品なのに、作中で漫画のノベライズのことを
「同人誌とどこがちがうんだろう」と言っていたり、
ちょっと自虐的な記述がいくつかありました。
そういうのも私はけっこう好きでした。
乙一さんの他の本も読んでみようと思います。
この記事へのコメント一覧
昨日の地震は影響ありませんでしたか?
確かに今回の事件に関わらず、マスコミのやりすぎ報道には怒りを覚えることすらありますね。
どうも報道する側のモラルの低下も、これからますます問題になって行きそうな気がします・・・ [削除]